「自分の強み」しっかり理解されていますか？
きっと多くの面接で聞かれる質問でありますし、
仕事に活かすうえでもしっかりと知っておきたい要素です。
そもそもまず、強みとは何なのでしょうか？
強みとは、これまでの経験を通じて身につけた能力であったり仕事に活かすためのスキルを意味します。
スキルは大きく分けて「テクニカルスキル」「ポータブルスキル(ビジネススキル)」「ヒューマンスキル」３つに分かれます。
それぞれを簡単に解説していきますね。
【テクニカルスキル】
特定の職種の経験や専門知識などを指します。
履歴書の資格欄に記載をするような内容もテクニカルスキルに該当します。
【ポータブルスキル（ビジネススキル）】
職種や業種に関係なく活かすことのできる仕事上のスキルを指します。
語学やPCスキルなどはまさにこれに該当しますし、
仕事などの経験の中で養ったマネジメント力や課題解決力などもそうです。
【ヒューマンスキル】
協調性や責任感、忍耐力、柔軟性など、自身の性格に近いものを指します。
さてこう見ると、きっとあなたの強みは一つではないはずです。
「人よりも優れていると感じること」や「無我夢中で没頭すること」「人に良く言われること」なども分析し、
一つの特徴として強みとして認識されると良いと思います。
ちなみに面接ではよく「強みは何ですか？」や「長所は何ですか？」という質問をよく聞かれますよね。
似たような意味に思いますが、この違いはわかりますでしょうか？
「長所」とは、自分自身の優れた資質や人柄、性格を指すことが多いです。
それに対して「強み」とは < 仕事に活かせるスキル > という意味合いが強くなります。
つまり面接官が強みを聞く場合は、
応募者のスキルを把握し、どのようにそのスキルを仕事に活かして活躍や貢献ができるかなどを判断しております。
そのため、強みを伝える際は、
強みは何か？その根拠は何か？入社後どのように活かせるか？
というポイントを明確にして伝えると良いでしょう。
いくつか強みを見つけた上で、その会社で最も活かせるであろう強みを伝えるのも大切です。
では、パーソナルトレーナーとして活かせる強み、アピールできる強みとは何でしょうか？
以下一例ですが、列挙致します。
【パーソナルトレーナーとして活かせる(アピールできる)強み】
１，テクニカルスキル
NESTAやNSCAなどのトレーナー資格
接客やビジネス全般などの認定資格
トレーナーの実務経験から得たスキル
インストラクターなどの類似経験から得たスキル
トレーニングスキル
２，ポータブルスキル（ビジネススキル）
接客スキル
営業スキル
マネジメント
マーケティング
PCや語学など
３，ヒューマンスキル
コミュニケーション力
協調性
責任感
忍耐力
傾聴力
基礎体力
他にもあるかと思いますが、
これらは業務に直結し、面接官もイメージしやすいスキルです。
こういった点を特に、しっかりと自己分析をし、
その根拠になるエピソードや経験、実績、思いなどもしっかりと整理をしていきましょう。
最後にもう一つだけ考えて頂きたいのですが、
パーソナルトレーナーが合う方ってどんな方だと思いますか？
パーソナルトレーナーになりたい理由を聞かれた際、
「トレーニングが好きで、この楽しさを伝えたい」や
「自身のダイエットなどの成功体験を多くの方に感じて頂きたい」
といった回答は多く上がります。
これ自体は思いとして悪いことではありません。
しかしながら、パーソナルトレーナーという仕事は、
自分自身がトレーニングやダイエットをするのではなく、
お客様のトレーニングやダイエットをサポートする仕事です。
人の心と行動を動かしていく仕事となるのです。
そしてそのお客様は皆やる気に満ち溢れている分けではなく、
一人ではできないからトレーナーをつける選択をしているケースも多いです。
思いが伝わらないこともありますし、約束を守られないこともあります。
そんなお客様一人一人に合ったやり方で、目標まで導いていくことがトレーナーに求められることになります。
そして週に複数回マンツーマンでお客様と会話をする、とてもコミュニケーションが大切になる職業です。
そのため、資質や性格にあたりますので「長所」に該当の話になりますが、
・人に尽くせる方
・他人のために一生懸命になれる方
・おせっかいな方
・協調性があり、話をするのが好きな方
・話を聞くのが好きな方、引き出すのが得意な方
・コミュニケーション力に優れ、相手のやる気を引き出せる方
・自分から率先して相手を楽しませられる方
このような長所をもった方は、パーソナルトレーナーに向いているのではないでしょうか。
前述の、トレーニング経験やダイエット経験をアピールすることは全く悪いことではありませんが、
それだけで終わるのではなく、しっかりと強みや長所を当てはめて、
「こんな思いがあり、こんな長所があり、こんな強みを持った自分はパーソナルトレーナーとして活躍し御社に貢献できます。」
と伝えてみてください。
面接官もきっと、入社後あなたが活躍するイメージがわきやすくなるかと思います。
今回は以上となります。
「強み」是非しっかりと分析にしてみてください！
