「会社の規模別求める人物の違い」

「会社の規模別求める人物の違い」

会社がどのような人物を求めているのか。

これについては以前のコラムで解説をしてきました。


今回は、会社の規模の違いにおいて、求める人物や合う合わないはどのように反映されてくるのか。

ここを1つ参考にしていただきたくお伝えをいたします。



分かりやすく小規模の会社いわゆるベンチャー企業そして大企業この2つで違いを解説していきましょう。



ベンチャー企業が求める人材


まずは小規模の会社いわゆるベンチャー企業についてです。

パーソナルジムで言えば、個人店であったり、2~3店舗もしくはもう少し店舗があったとしても社員数や業務委託者数、

トレーナー数は10名~15名ほど。

これからどんどん伸ばしていくぞ。というフェーズの企業を指します。



こういった企業では、安定よりも成長を求める傾向にあります。

これから5年先、10年先、今の規模でやっていくことを求めているのではなく、

店舗数を20、30、40、50と伸ばし、トレーナー数もどんどん増やしていきたい。

そんなふうに考えている企業が多いです。


ということは、ベンチャー企業が求めているトレーナーと いうのは、


成長志向が高く、周りを巻き込むパワーがあり、

そして会社を共に伸ばしてくれる方、

わかりやすく言うと、このような方々を求めている傾向にあります。


特に創業期に近ければ近いほど、

会社を伸ばす力のある方は、社長にとっては大切な存在になります。


企業は社長1人の力ではなく、周りの経営幹部や 管理職、

エースプレイヤー、こういった方々のもと成長していきます。


ですから、少しでもそういうパワーのある人材に出会いたいと社長は思っている傾向にあります。



もし、ご自身が在籍した企業がまだまだあ小さな会社であったとしても、

そこで頑張り、成果を出し、企業発展にあらゆる面から貢献をなされたら、

 企業の発展と同時にあなた自身の役職やキャリアは上がっていくことと思います。

 


そこが1番のベンチャー企業で働く魅力であり、追求していただきたいポイントでもあります。



大企業が求める人材


では、 大きな企業が求めているのはどんな人物でしょうか。

会社として 大きくなればなるほど、文化やルールを重んじる傾向にあります。

 


たくさんの社員、店舗がある中で、それぞれがバラバラの動き、思考ではなく、

1つの力強い組織、チームを作っていかなければなりませんので、

その企業の理念や考えに共感をしてくれているのか、

そしてしっかりとルールを学び、守り、周りと協調性を持って企業発展に貢献をしてくれているか。

そんなところが重視されます。



ベンチャー企業同様を会社を発展させようというパワーや向上心。

こういった社員がいれば当然それはプラスに働きますが、

大企業では一気に店舗や社員が増えるわけではありません。



また、社長や人事の目線になっていただくとわかると思いますが、

たとえ成果を出したととしても、その人をいきなり役職をあげるということは、

他の社員やトレーナーの目が気になってしまうものです。


他にも活躍している人材はいるでしょうからね。



ですから、いきなり成り上がりたいというよりは、

まずはしっかりとその企業の考えを学び、理解し、

そして成長の機会を作っていく。

その上で中期的な目線で役職をあげたり、キャリアとしてのステップアップを図っていきたい。


こういった思考を持った方が大企業ではより生きるのではないでしょうか。



ちなみに本コラムの筆者は、 新卒の際は一般企業、俗にいう大企業で働き、

その後現職、このパーソナル業界にの創業間もないベンチャー企業に転職をしました。



大企業とベンチャー企業、どちらも経験している立場からすると、

やはり どちらにもそれ相応の魅力があると感じています。



新卒ではまずは大企業で働かせていただきましたので、体形だてられた研修やOJTの機会、またチームで働くという姿勢、

大企業ならではの組織文化や安定感、そういったところを大きく感じました。


人と人との繋がりも多くなりますので、 社内での人脈形成、

それによる成長というところも私にとっては大きかったと思います。

新卒という立場でありましたので、ここの企業で働けて本当に良かったなと感じております。



その後、トレーナー業界である創業間もないベンチャー企業に転職をしました。

創業期に近いフェーズで加入をしたこともあり、大企業とは全く違う刺激がありました。



高い給料の保証というものはありませんし、労働条件等々についても曖昧な部分は多くあるのがベンチャー企業です。

体系立て立てられた研修があるわけではなく、

自ら学び、自ら作っていくというのがベンチャー企業に求められる力です。



もちろん大変なことは多々ありましたが、

やはりベンチャー企業の1番の魅力は、

会社とともに自身が成長していくという点にあります。



会社の発展とともに任せられることも大きくなり、

通常ではなかなか経験できないこともたくさん経験させていただきました。



また、会社の発展に自分自身の力が大きく寄与しているといった感覚も、 大きな企業では感じにくいことです。

会社が成長していく過程とともに自分自身が成長していけること、

それがベンチャーのも楽しみであり、生きる力を育んでくれる環境であると考えます。



どちらがいい、悪いではありません。

 ご自身に合う環境をぜひ探してみてください!

 


本日は以上です。