前回のコラムでは、「相手を知る」というテーマでお伝えをさせて頂きました。
面接で評価得るためというのもありますが、
それ以上に自身に合う環境かを判断し、
より良い環境で働くためにも大切ということでした。
今回はその中でも、
「求める人物」について深ぼっていきたいと思います。
人手不足である程度の人材であれば誰でも良いと考えている企業も少なからずあることは事実です。
ですが、特に正規雇用の企業なんかどんな人にきて欲しいかという定義はそれぞれ異なってきます。
求める人物像としてよくあるのは、
・理念に共感頂ける方
・コミュニケーション能力に長けた方
・成長意欲の高い方
などでしょう。
これだけでは抽象的な表現ですが、
より詳しく企業を見ていけばその企業に合う人物とはどのような人なのかはなんとなく見えてくるはずです。
今回は、さらにその中でも求人側の目線で「求める人物から見えてくる企業環境」について考察していきたいと思います。
以下、よくあるワードとそれに対する意図の考察になります。
未経験者歓迎
未経験者を積極的に受け入れる企業は「研修、育成に強み」がある傾向にあります。
どちらかというと、ポテンシャル採用です。
新卒の方やトレーナーの基礎基本から学んでいきたい方なんかは、こういった環境が良いでしょう。
経験者優遇、経験者のみ採用
即戦力人材を求めています。
研修は理念やそのジムのシステム、指導な接客面についての意識や特徴などの面での研修が主になる傾向があります。
トレーナー有資格者限定
ある程度の知識がある人をターゲットにしていますので、即戦力に近い人材、
知識面での研修があまり必要のない人材を求めているでしょう。
資格条件なし
座学から研修がなられる可能性があります。
会社は学校とは違いますので、座学面からしっかり研修やサポートがなされるのは、
その人をトレーナーとしてしっかりと育成をしていきたいという意志の現れです。
高インセンティブ、稼げる
成果を出せばしっかりと稼げる制度設計となっています。
早く稼ぎたい方にはとてもメリットですが、
反面、即戦力人材を対象とし研修よりも稼げる環境面に重きを置いている傾向にあるので、未経験者には注意が必要です。
大会応援
コンテストに出場されている方は、トレーニングや栄養の知識だけでなく経験という説得力を持ち合わせています。
反面、コンテストには減量がつきものであり、減量期には少なからず仕事にマイナス面の影響を及ぼす方がいるのは事実です。
そのためコンテスト思考を良しとする企業、NGな企業は意外とはっきりとわかれています。
これから選手としても活躍していきたいという方は、この点は大事な要素になるでしょう。
キャリアアップ、独立支援
制度としてのキャリアステップが形成されていたり、マネジメントサイドへのキャリアアップや、
のれん分けとしての独立サポートなどを強みにしている企業もあります。
ご自身の将来像と照らし合わせて考えてみましょう。
いかがでしょうか?
こうやってみてみると、
求人情報の文書やメッセージを見ていくだけでも、
その企業の環境面や合う人物像が見えてくるものです。
もちろんこれが全てではありませんが、
一つの参考にしてみてください。
ご自身の、経験、思考、企業に求めること、キャリアイメージを膨らまし、
より合う環境を探してみてください。
皆さんが合うと感じた企業は、
面接でも熱が入りますし、
企業側も合うと思って頂ける可能性が高いです。
今回は以上となります。